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読譜の呪文・ファラドミソ~ソシレファラ~
先週と比べてだいぶ春の気配を感じる日が多くなりました。3月は卒業シーズンですね!卒業の皆さん、おめでとうございます(´▽`*)
3月1日は、一足早く高校の卒業式でしたね♡ いろいろな制限がある中ですが、この後の卒業式も無事にとり行われることを願っています。
そして今日は公立高校の試験日!!私の生徒さん達も、他の皆さんも、落ち着いて自分の力をしっかり出せますように!!
さて、最近、小学校中~高学年の生徒さんのレッスンでは、ある呪文が飛び交っています。
”ファラドミソ”とか、”ドミソシレファ”とか、またはその逆で、”ファレシソミド” 云々・・・
初級の楽譜は、左右の5指を鍵盤に置くとそこからあまり場所を移動しなくても弾ける曲が多く並んでいますが、そこから発展していくと、右のメロディはもちろんですが、特に左手!左手もあちこちに音が飛んで和音の塊だけではない所まで、指を動かさなければなりません。それまでは塊の形を覚えて弾けたものも、本格的な読譜力が求められるようになるのです。
しかも、左手にはメロディラインがあまり含まれていないので、練習しても正解かどうかわかりづらい…
この段階になると、ちょっとした混乱が起きることが多々あります。
「先生、音読めない!!」
と、悲痛な声を上げる生徒さんもいます。
そこで、そんな時は基本に戻り、音読みの時間。
楽譜は5線上に音符の玉が並びます。この並びは、線の上~線の間~線の上~線の間~と、一音ずつ上がったり下がったりします。
そうすると、場所を覚えていない音は、わかる音から、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、・・・ええと、シか!」と数えることとなり、この作業をたくさん並ぶ音ひとつずつにするなんて、気が遠くなります。練習したくなくなるのも納得。
この段階でこうならないように、初級のうちに読譜をしっかりとやるわけですが、同じようにやっても得意・不得意があるので、不得意は時間をかけても得意にすればいい('◇')b
ということで、呪文の登場です。
線の上~線の間~とひとつずつ読んでいくのを、一つ飛びで音を読めるようにします。
5線の間の音は、ファラドミソシ、線の上の音だけだと、ソシレファラ、それを呪文のように唱え、指さしながら確認。
それから、一つ飛びの音と音の幅はどれくらいなのかを確認。
鍵盤上ではこの並びをどこで弾くのかを確認。
ここからどんどん発展させていって、どこの音でもサクッと取れるようにします。
それからもう一つ、今弾いている曲よりもちょっとだけ簡単な曲を、頑張って初見(初めて見た楽譜をすぐに弾くこと)で最後まで弾き切る練習!
「いいよいいよ!あと一段!!あと3小節!!!」などと声掛けしながら進むと、なんとかかんとかでも弾き終わった時には、やった~\(^o^)/となります。
このレッスンをしていると、意外と勘違いしていた読み方を見つけられたり、今までよりも達成感が得られたりするので、それまでの悲痛な顔が一転して笑顔になることが多く、私も頻繁に取り入れています。
読譜がスムーズになる一番の秘訣は、たくさん弾くこと!に限るのですが、苦手意識を持ってしまうと、読むことを諦めてしまう傾向があります。そうならないように、たくさんの方法を用いて笑顔で楽譜が読めるよう、これからもサポートしていきます(´▽`*)
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